もう遅いなんて思わない。30代後半・未経験から経理職に転職して年収100万円アップした話

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「もう30代後半だし、未経験で経理なんて無理だよな……」

かつての私は、そう思い込んでいました。

事務職として働いてはいたものの、経理の経験はゼロ。

Excelはそれなりに使えるけれど、仕訳や決算なんてまるで別世界。

でも、ある日ふと思ったんです。

「このまま今の仕事を続けても、10年後に食べていける自信がない」。

そこから私の転職活動が始まりました。

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経理を選んだ理由は「世界中どこでも働ける」と思ったから

経理を目指した理由はとてもシンプルです。

簿記の知識は世界共通だから、どこでも働けると思ったからです。

経理は会社を経営する上で欠かせない業務。

売上、経費、利益、税金

数字を通して会社の全体像を把握できるスキルは、どの業界でも重宝されます。

つまり、経理を行わない会社は存在しないのです。

もし今の会社が倒産しても、経理のスキルさえあればすぐに次の職場が見つかる。簿記を学べば、自分の市場価値を高められる。

これが、30代後半にして経理未経験から転職を目指した原動力でした。

30代未経験でも経理職に就くための戦略

現実的に考えれば、未経験で経理職に転職するのは簡単ではありません。

求人票には「経理経験2年以上」「日商簿記2級以上」などの条件が並び、最初は正直、心が折れそうになりました。

そこで私が立てた戦略がこちらです。

① まず簿記3級を取る

最初から簿記2級を目指すと、勉強時間が長くなりすぎて転職のタイミングを逃してしまいます。

私は「まず3級を取る」「取ったらすぐに転職活動を始める」という方針にしました。

また、簿記3級のテキストと過去問を毎日職場に持っていくのも面倒くさいので、スマホで勉強できる教材を選びました。

簿記3級の内容は、基本的な仕訳を覚えることが中心。

なので、職場への行き帰りのバスの中や休憩時間にスマホでぽちぽち仕訳の問題集を解いていました。

そのおかげで、仕事をしながらでも1か月で合格しました。

 

私が実際に使ってよかった通信講座はこちら。

スタディング 簿記講座

簿記3級のみのコースなら市販のテキストと過去問を買うのと同じぐらいの金額しかかからないのでおすすめです。

② 簿記2級は“勉強中”であることをアピール

3級を取った後は、すぐに転職サイトへ登録しました。

「まだ2級を持っていないから早いかな…」と思うかもしれませんが、実際はそんなことありません。

面接で「現在、簿記2級の勉強中です」と伝えると、向上心があると評価されるケースが多かったです。

私は転職活動を始めてから、未経験OKの経理求人を中心に次のサービスに登録しました。

③ 転職活動と勉強を同時進行する

3級取得後すぐに求人へ応募しながら、2級の勉強を継続。

通勤時間にスマホで問題を解き、土日は図書館で模試――この「行動と学習の両立」が採用担当者にも好印象でした。

「すでに3級を持っていて、2級も勉強中なら、入社後の成長が期待できる」と受け止めてもらえたのだと思います。

実際に経理職へ転職成功!年収は100万円アップ

ついに、30代後半・経理未経験の私にもチャンスが訪れました。

とある企業の経理アシスタントとして内定を獲得。

入社当初は伝票処理や経費精算が中心でしたが、半年ほどで決算補助も担当できるようになりました。

経理の仕事は数字が正確に合うたび達成感があり、「自分の努力が形になる」感覚を強く得られます。

結果として、前職より年収が100万円アップ

経理スキルを身につけたことで、次のキャリアの選択肢も広がりました。

経理未経験でも転職できる理由

実際に転職して感じたのは、企業は「経験者かどうか」より「経理業務で最低限必要とされるスキルがあるか」を重視しているということ。

経理業務で最低限必要とされるスキルとは以下の3点です。

  1. 簿記の知識
  2. Excelスキル
  3. コミュニケーション能力

「経理になった君たちへ|公認会計士YouTuberくろい」より一部抜粋

それぞれのスキルの必要性について、以下で説明します。

1.簿記の知識

簿記は会計ソフトへ仕訳を入力するときのルールです。

仕訳入力は経理の重要な業務ですので、このルールがわからなければ仕事になりません。

とはいえ、経理業務を行うにあたり、最低限理解しておかなければならないルールは簿記3級の知識で足ります。

たとえば、毎月支払っている会社の電話代を会計ソフトへ入力する場合、前月に入力した内容を参照(コピー)すればいいだけなので、基本的なパソコン操作ができれば大丈夫です。

また、仕訳の勘定科目が何になるのかわからないときもありますが、そんなときはネットで検索するか上司に聞けば解決します。

難易度が高い仕訳の場合は顧問税理士へ確認すればいいので、簿記3級の知識でも日々の経理業務をこなせます。

2.Excelのスキル

経理業務に就いて以来、業務でExcelを使わなかった日はありません。

それぐらいExcelはよく使うので、Excelのスキルは経理部で働く者にとって必須のスキルといえます。

必須のスキルときいて身構えたあなた。

安心してください。

まずは以下の5つの関数を覚えれば十分です。

  • SUM関数
  • IF関数
  • COUNTA関数
  • AVERAGE関数
  • VLOOKUP関数

あと、上記5つの関数を覚えるよりもExcelを使用する上でもっとも重要なことは、既存のExcelに入力されている数値を勝手にいじらないことです笑。

たとえ間違えていじってしまった場合でもめちゃくちゃ怒られると思いますので、気をつけてくださいね(実体験)。

3.コミュニケーション能力

経理業務ってもくもくと単調な作業をしている印象があるかもしれませんが、コミュニケーションをとる場面が意外と多いです。

前述したように、わからないことがあれば上司や顧問税理士と話しますし、請求書の内容についてわからないことがあれば取引先とやり取りをすることもあります。

また、経費精算について他部署とやりとりすることも多いです。

なので、経理業務を行う上で「コミニュケーション能力」の有無は重要です。

 

以上が経理業務で最低限必要とされるスキルです

たしかに簿記の知識に関しては、自分で勉強する必要があります。

しかし、Excelの知識はネットで調べれば十分なものですし、コミュニケーション能力は30代の社会人であれば自然と身についている程度のものだったのではないでしょうか。

なので、この記事を読むまで「経理業務未経験だし、簿記も持ってない」という理由で転職を諦めようとしていたなら、今から簿記3級を取るだけで未来を変える可能性が十分にあります。

30代からの転職は「焦らず」「諦めず」「行動する」

30代後半で転職活動を始めた当初、私は不安しかありませんでした。

しかし、今振り返ってみると、成功のカギはとてもシンプルです。

  1. 目的を明確にする(なぜ経理を目指すのか)
  2. 資格取得で行動の証拠を作る(まず簿記3級)
  3. 早めに転職サイトへ登録して市場を知る

上記1と2については、そのまま転職の志望動機や面接時にもネタとして使えますので早めに取りかかってください。

3について、転職サイトに登録した方がいい理由は、登録をしなくても見れる求人サイトよりも給与が高い求人情報が多く掲載されているからです。

「もし経理としてこの会社に就職できたら給与はこれぐらいもらえるのかー」と妄想することで、私は簿記の勉強のモチベーションを保っていました笑

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行動すれば、未来は動く

転職活動を始めた当初、私は自分にこう言い聞かせました。

「まず一歩踏み出そう」。

その一歩が、今の私のキャリアを作りました。

もし今の働き方にモヤモヤしているなら、まずは簿記の勉強を始めてみてください。

そして転職サイトに登録して「どんな求人があるのか」を見てみてください。

動き出した瞬間から、あなたの未来は変わり始めます。

まとめ:30代未経験でも経理職は十分に目指せる

年齢より大切なのは、学び続ける姿勢行動する勇気

経理スキルは一生ものの資産です。

今日から、その第一歩を踏み出してみませんか?

 

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