はいさい、ぷんちです。
30代からはだんだん痩せにくくなるし、仕事のストレスでお酒の量は増えるしで気づいたらお腹にこんなに脂肪が……ってなっちゃいますよね。
とくに夏は薄着になるのでお腹の脂肪が気になるという人は多いでしょう。
「痩せたいけど運動はしたくない」という人におすすめなのが、食事のときに飲むだけで脂肪がつきにくくなるというトクホ(「特定保険用食品」のこと)のお茶です。
もしかするとあなたもすでに飲んでいるんじゃないでしょうか?
トクホのお茶は飲むだけで脂肪がつきにくくなるのでダイエットをする人にとってはありがたい商品ですよね。
ただ、唯一ありがたくないのが「値段」です。
トクホのお茶って普通のお茶と比べてかなり高いですよね。
トクホだし値段が高いのは仕方ない、と諦めているあなたに朗報です。
トクホの飲み物は「ある粉」を使えば自分で作れます。しかも、かなり安い値段で!
この粉を使えば、飲み物であればなんでもトクホに変えられます。
また、カレーやラーメンなど飲み物以外もトクホに変えることができます。
その粉とは違法なものではありません。
誰でも普通に購入できるものです。
その粉の正体は、
「難消化性デキストリン」
です。
この記事では、なぜ「難消化性デキストリン」を使用するとトクホの食品を自作できるのかということを解説していきます。
難消化性デキストリンって何?
難消化性デキストリンの正体
難消化性デキストリンって聞き慣れない言葉ですよね。
一体どんなものなのか検討もつかないことでしょう。
そんなあなたのために、大塚製薬さんのホームページに難消化性デキストリンについてのとてもわかりやすい説明があったのでそれをご紹介します。
デキストリンとは、α-グルコースがグリコシド結合※1によって重合※2した低分子量の物質の総称で、デンプンの仲間なのです。
難消化性デキストリンとは、読んで字のごとく「消化しにくいデキストリン」というわけですが、どういうものでしょう?
まず、トウモロコシのデンプンを焙焼し、アミラーゼ(食物として摂取したデンプンを消化する酵素)で加水分解します。その中の難消化性成分を取り出して調製した水溶性食物繊維が難消化性デキストリンです。
日本人の食生活が欧米化し、食物繊維の役割が重視されるようになったため、不足しがちな食物繊維を補う目的で作られました。難消化性デキストリンは、低粘性・低甘味で溶けやすく、水に溶かした場合はほぼ透明、耐熱性・耐酸性に優れている食品素材です。いろいろな生理機能をたくさんもっているため、さまざまな食品に利用されています。1グリコシド結合・・・多糖の糖単位を連結している構造のひとつ。
2重合・・・簡単な構造をもつ分子化合物が2つ以上結合して分子量の大きな別の化合物を生成すること。
いちいち読むのがめんどくさいという人のために簡単にまとめると、難消化性デキストリンは水溶性の食物繊維です。
本記事のタイトルに書かれている「魔法の粉」の正体は、粉末状の水溶性食物繊維なのです。
水溶性の食物繊維の含まれる食品には、さつまいも、キャベツ、大根、こんぶ、わかめなどがあります。
ちなみに、僕の好きな「こんにゃく畑」にも水溶性の食物繊維が含まれてます(どうでもいい情報)。
このように水溶性の食物繊維は色々な食品に含まれているので、難消化性デキストリンがあやしいものではないとわかってもらえたと思います。
難消化性デキストリンの安全性
「難消化性デキストリンがあやしいものではないことはわかったけど、水溶性の食物繊維を粉末状にしたものって安全性は大丈夫なの?」って心配になりますよね。
その点についても心配はいりません。
特定保健用食品の許認可数(平成31年4月18日現在)
現在、特保許可品目の総数1068品目のうち、難消化性デキストリンを
関与成分とした特定保健用食品は特保全体の36.2%となっています。
このように難消化性デキストリンは特定保健用食品として認定されている成分です。
そもそも特定保健用食品とは、「科学的根拠に基づいた機能を表示した食品です。表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可」(引用元:栄養成分表示とは?|消費者庁)したものなのでその安全性は国が保証しています。
さらに、難消化性デキストリンはアメリカ食品医薬品局(通称「FDA」)においてもGRAS(グラス)と認められた安全性の高い素材です。
GRAS(グラス)とは、「アメリカ食品医薬品局(FDA)より食品添加物に与えられる安全基準合格証」のことです(Wikipediaより)。
このように難消化性デキストリンは安全性が高いものなので安心して摂取することができます。
難消化性デキストリンの効果・効能
難消化性デキストリンの効果・効能には、
- 糖の吸収スピードの遅延作用(食後血糖の上昇抑制作用)
- 整腸作用
- 脂肪の吸収スピードの遅延作用(食後血中中性脂肪の上昇抑制作用)
- 内臓脂肪の低減作用
- ミネラルの吸収促進作用
があります。※上記の効果・効能は大塚製薬さんのホームページより抜粋。
上記の効果・効能のうちダイエットに特に効果があるのは、「糖の吸収スピードの遅延作用(食後血糖の上昇抑制作用)」、「脂肪の吸収スピードの遅延作用(食後血中中性脂肪の上昇抑制作用)」、「内臓脂肪の低減作用」の3つです。
後ろ2つについては、なぜダイエットに効果的なのか説明するまでもないでしょう。
それでは、なぜ「糖の吸収スピードの遅延作用(食後血糖の上昇抑制作用)」がダイエットに効果的なのかを説明します。
食事で糖(白米やパン、お菓子など)を摂取すると血糖値が上昇し、インスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンがたくさん分泌されればされるほど体に脂肪がつきやすくなります。
これを防ぐためには、食事のときの血糖値の上昇をゆるやかにする必要があります。
あなたは、「食事のときはまず野菜から食べると太りにくくなる」って聞いたことありませんか?
なぜ野菜から食べると太りにくくなるのかというと、食事の最初に食物繊維を取ると血糖値の上昇がゆるやかになるからです。
前述のとおり、難消化性デキストリンは「水溶性の食物繊維」でしたね。
そのため、食事のときに難消化性デキストリンを取ると体に脂肪がつきにくくなるのです。
これが、「糖の吸収スピードの遅延作用(食後血糖の上昇抑制作用)」がダイエットに効果的な理由です。
以上のことから、難消化性デキストリンはダイエットをするにあたって非常に効果的であることがわかったと思います。
難消化性デキストリンでトクホの食品を自作してみよう
難消化性デキストリンが入っている商品といえば、「からだすこやか茶W(トクホ)」や「コカ・コーラプラス」、「綾鷹 特選茶」が有名なのではないでしょうか。
これらの商品はテレビのCMで流れていますからね。
ここで、「綾鷹 特選茶」と普通の「綾鷹」の成分表示を見比べてみましょう。
「綾鷹 特選茶」と普通の「綾鷹」の成分の違いはわかりましたか?
そうです!「綾鷹 特選茶」と普通の「綾鷹」の成分の違いは、難消化性デキストリンが入っているかどうかです!
ということは、どうすれば自分でトクホの食品を作ることができるのかはもうおわかりですね。
食品に難消化性デキストリンを入れるだけ!たったそれだけです!
あなたが普段飲んでいるお茶に難消化性デキストリンを5g入れるだけでオリジナルのトクホのお茶が完成します。
お茶の味が苦手という人は普段飲んでいるドリンクに難消化性デキストリンを入れちゃいましょう。
たとえば、最近流行りのタピオカミルクティーに入れると太りにくいタピオカミルクティーの完成です。
あと、太ると言えばラーメンです。ラーメンはかなり太りやすい食べ物なのでダイエット中だからと我慢している人もいると思います。
そんな人はラーメンに難消化性デキストリンを入れちゃいましょう。
そうすれば、太りにくいラーメンの完成です。
ここで注意事項があります。
難消化性デキストリンには若干甘みのあるものと、ほぼ無味のものがあります。
難消化性デキストリンをお茶やラーメンなどに使用する際には無味のものを使用するのがおすすめです。
僕は味を変えたくない派なので、無味のものを使用しています。
僕が使用している難消化性デキストリンは下の方にリンクを貼っているのでよかったら購入の際の参考にしてみてください。
以上のように、難消化性デキストリンをただ入れるだけで自分でトクホの食品を作ることができます。
あなたなら何に入れたいですか?
難消化性デキストリンを使用してトクホの食品を自作するとどれくらい節約できるのか
「からだすこやか茶W(トクホ)」のAmazonの商品説明欄によると、食事ごとに1本(350ml)を目安に飲むよう書かれています。つまり、1日あたり3本(1050ml)ということですね。
からだすこやか茶W(トクホ)は1本(1050ml)あたり322円です(2019年8月9日時点、Amazonを参照)。
そして、からだすこやか茶W1本(1050ml)に含まれている難消化性デキストリンの量は15gになります。
それに対して、僕が使用している「難消化性デキストリン」は400gで864円です(2019年8月9日時点、Amazonを参照)。
なので、15gあたり約32円です。
上記の数字をもとに計算すると、からだすこやか茶Wの1050mlを30日間飲み続けた場合にかかる費用は9660円です。
それに対して、難消化性デキストリンの場合だと972円しかかかりません。
しかも、難消化性デキストリンの場合、普段の食事や飲み物にそのまま入れるだけなので、わざわざ難消化性デキストリンを溶かす用の飲み物などを買わなくてもいいという点もありがたいですよね。
自分でトクホのお茶を作れば、1ヶ月あたりのコストは上記のように約10分の1に減らすことができるのです。
この数字を見てもまだあなたはトクホのお茶を買いますか?
さいごに
いかがでしたか。
とても簡単にトクホの食品が作れることがわかってさっそく試してみたくなったのではないでしょうか。
難消化性デキストリンは色んな食品に入れて使えるので、あなたのアイデア次第では意外なものもトクホ食品に変えることができますよ。
難消化性デキストリンを使えば、脂肪だけでなく出費も減らすことができるのでおすすめです。
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