筋トレを始めたいからとりあえずアブローラー買うわ
筋トレ初心者がアブローラーをするのは危険だからやめとけ
筋トレ初心者が「腹筋ローラー(以下「アブローラー」と言います)」をすると、ケガをしてしまうことが多いです。
よくあるケガのパターンは以下の3つ。
- 床に顔面を強打
- 肩周辺の筋肉を負傷
- 腰を反りすぎて腰の靭帯または神経を損傷
上記ケガの主な原因は「筋力不足」によるもの。
なので、アブローラーはある程度筋力がある人向けのトレーニングなんです。
でも、このことを知らずにアブローラーを購入しちゃって怪我をしてしまう人が多いんですよ、、、
もしあなたが筋トレ初心者でアブローラーを購入しようと思っていたのなら、購入前にこの記事に出会えてラッキーでしたね笑
ところで、あなたがアブローラーを購入しようと思った目的はなんですか?
①ウエストを細くしたい、腹筋を割りたい
②腹筋の強化、体幹(インナーマッスル)の強化
もし①であればアブローラーをするのはかなりの遠回りですよ。
アブローラーにウエストを細くする効果はほとんど無いので。
もし①の目的を達成したいのであれば、1番効果的なのは食事制限。
つぎに脚の筋トレです。
なので、ウエストを細くしたい、腹筋を割りたいという方は以下の記事をどうぞ。
この記事では、
- アブローラーが筋トレ初心者には向いていない理由
- 自宅で誰でも簡単にできる筋トレ初心者向けの腹筋トレーニング方法
について解説していきます。
それではLet’s Go!!
アブローラーが筋トレ初心者には向いていない理由
その理由2つあります。
- 怪我をする危険性が高いから
- 筋力がないと正しいフォームでアブローラーをすることが難しいから
以上のことはある程度の筋トレ経験者なら知っている事実です。
なので、筋トレ初心者に腹筋ローラーを勧める筋トレ経験者はほとんどいません※筋トレ初心者にアブローラーを売りたい人は除く。
以下で、上記2つの理由を詳しく解説していきます。
①筋トレ初心者がアブローラーを使用すると怪我をする危険性が高い
筋トレ初心者の多くはアブローラー使用中に怪我をしています。
なぜなら、筋トレ初心者の多くは筋力が弱いため、アブローラー中に自分の体を支えることができないからです。
前述しましたが、アブローラー中によくある事故は以下のとおりです。
- 床に顔面を強打
- 肩周辺の筋肉を負傷
- 腰を反りすぎて腰の靭帯または神経を損傷
筋力がないとアブローラーで体を伸ばしきった後、元の位置に戻ることができず、床に顔面を強打するおそれがあります。
また、アブローラー中は腕、肩、腰にかなりの負荷がかかるので筋力が足りないとその負荷に耐え切れず、腕、肩、腰の筋や関節を痛めてしまうのです。
2000年度以降で件数の多いのはスライダー・ローラーと金魚運動器で合計33件あり、この2年間の家庭用フィットネス器具の危害件数の半数を超えた。
1995年度以降2001年度(2002年2月)までに114件の事故が報告され(消費生活センターから100件、協力病院から14件)、最近2年間では65件と全体の半数以上を占めた(図1)。家庭で使用中のけがが多い中、店内で展示中のものを使用しての事故も9件あった。
けがをした人は3歳から80歳までの幅広い年代だった。
けがをした部位は、首から上の「頭部」が36件(うち歯が折れるなど「口・歯」が15件、あごを縫ったなど「顔面」が9件など)で、スライダー・ローラーなどによるけがだった。
「スライダー・ローラー」とは「アブローラー」のことだよ
アブローラーを使用して怪我をしてもわざわざ国民生活センターに報告する人って少数だと思いますが、それなのにこれだけの数の報告があるって驚きですよね。
アブローラーの危険性がわかるツイート集
昨日アブローラーで怪我した僕だけど、何度見ても面白いなこれ https://t.co/8XteDeY0AY
— よみがな (@yxmxgxn) August 13, 2019
肩回らん。
アブローラーでまた怪我した。
— 兵頭佳樹 (@yoshiki0212yo) April 20, 2018
アブローラーは危険なのでホント止めて下さい。
ちゃんとやらないと腰か肘か手首を痛めます。
まひちゃんの身体能力もフォームも凄かったから良かったけど
正直、ヒヤヒヤしました…(;´・ω・)— 厚揚げ (@a_tsu_age) August 9, 2017
アブローラーは顔面強打、眼窩底骨折の危険あるので捨てましょう~。
— chinatsu (@piyochan_2) August 6, 2019
他にもたくさんありすぎて全ては紹介できませんが、興味のある人はTwitterで「アブローラー 怪我」や「アブローラー 危険」で検索してみてください。
②正しいフォームでアブローラーをすることは難しい
ジムでたくさんの筋トレ初心者を見てきた経験上、筋トレ初心者の多くは間違ったフォームでアブローラーをしています。
正しいフォームを知らない人も多いですが、筋力不足のため正しいフォームを作れないという人も多いです。
アブローラーに限ったことではありませんが、筋トレは正しいフォームで行わないと怪我をするリスクが高まります。
なので怪我をしないためにも、アブローラーの使用はある程度筋力がついてからにしてください。
アブローラーの代わりにおすすめしたい筋トレ初心者向けの腹筋トレーニング方法
「じゃあどうやって腹筋を鍛えればいいんだ」という声が聞こえてきそうなので、筋トレ初心者におすすめの腹筋トレーニングを紹介します。
その名も「バランスボール腹筋」
筋トレ初心者でもケガせずに安全に行えるよ
バランスボール腹筋の詳しいやり方は「【上越YG】山澤 礼明」さんの動画を参考にしてみてください。
バランスボール腹筋のやり方
- バランスボールに座って、ベンチや椅子などに足を置く
- 両手の甲を後頭部に向けて組む
- ドローインをしてお腹をへこめた状態で腹筋を行う
※上体を起こすときに60度以上頭を上げないように注意しましょう。腹筋から負荷が抜けます。
はじめのうちは無理をせず、15回2セットぐらいを目安にトレーニングしましょう。
慣れてきたら自分のペースで負荷を上げていき、最終的には30回3セットでトレーニングできるようになりましょう。
なお、セット間の休憩は90秒または息が整うまでのいずれかがよいです。
上記「ドローイン」がよくわからないという人は「Konami Sports Club」さんの動画を参考にしてみてください。
ドローインは通勤通学中や仕事中(おい笑)などの暇な時間に手軽にできるのにぽっこりお腹を改善する効果があるので腹筋を割りたい人やお腹が出ているのが気になるという人におすすめです。
ドローインは食後3時間以内は行わないようにしてね
バランスボール腹筋なら筋力が弱くても安全にトレーニングが行えるので筋トレ初心者にはかなりおすすめですよ。
※バランスボールを購入する際は滑り止め加工がされているものを選んでください。滑り止め加工がないと使用中に滑って怪我をするおそれがあります。
さいごに
以上が、筋トレ初心者にはアブローラーをおすすめしない理由と代替トレーニングの解説です。
どうしてもアブローラーを使ってみたいという場合は安全面に十分に配慮してくださいね。
せっかく筋トレをするんですから楽しく怪我なくやりましょう。
\腹筋以外も鍛えたいあなたへ/
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